こんにちは!こんばんは!みみかきです。
今回のテーマは「株が下落した時の考え方」です。
投資を始めると、株価の変動は常に気になるものでついついスマホを片手にチャートをチェックしちゃいますよね。
特に投資を始めて間もないと気になって仕方ないはずです、
相場は常に値動きをしていて、急変動してしまうこともあり、慌ててしまうと思います。
そこで今回は、相場の急変動する原因と暴落した時の対処法を説明します。
下落してどうしようかな悩んでいる方の助けはなればと思います。
なぜ株は下落するのか。
下落する要因は概ね2つに分けられます。
内的要因:自社の起因
決算ミス、会社不祥事など
外的要因:自社に関係なし
景気、戦争、ウイルス、金利など
会社に関係する事項と関係しない事項です。
会社に関係しないことは、世界全体の市場が揺らぐこともあり、業績関係なく売られてしまいます。
さて、過去に大きく下落したパターンをおさらいしてみましょう。
S&P500のチャートに出来事を書いてみました。
2000年:ドットコムバブル崩壊
原因:金利上昇
下落率:約-50%
最高値更新までの期間:約7年
1990年代には、情報・通信産業の急速な発展に伴い、投資家がIT企業に過剰投資し、インターネットバブルが起きました。バブルの背景には、新産業の登場や低金利による資金調達の容易さがありました。しかし、2000年初頭の金利上昇に伴い、多くのITベンチャーが倒産し、バブルが崩壊。この影響でアメリカだけでなく世界的に広がりました。
2009年:リーマンショック
原因:リーマン・ブラザーズの経営破綻
下落率:約-58%
最高値更新までの期間:約5年6か月
2008年9月、アメリカの投資銀行会社リーマンブラザーズの破綻が世界的な株価下落や金融不安、同時不況を引き起こし、低所得者向け住宅ローンの証券化(サブプライムローン)による破綻が主な原因となりました。リーマンブラザーズの破綻により、大手金融機関も経営危機に直面し、金融危機が拡大し、この金融危機は世界中に影響を与え、経済に深刻な打撃を与えました。
2020年:コロナショック
原因:パンデミック
下落率:約-35%
最高値更新までの期間:約6か月
新型コロナウイルスの感染拡大による経済危機(コロナショック)は、対面でのコミュニケーション制限が中心であり、国内外での移動制限や交流制限が経済に影響を与えました。生産活動や物流が停滞し、観光や対面サービスの需要が急減。このショックは需給の両面で経済悪化をもたらしました。さらに、雇用や所得面にも影響を及ぼし、世界的な失業率の上昇や消費の縮小を引き起こしている。需要の減少は資源や金融市場にも波及し、原油価格の急落などが起こった。
2022年:インフレ抑制による金利急上昇
原因:金利上昇
下落率:約-27%
最高値更新までの期間:約2年
インフレは供給より受給が上回ることで上昇する。コロナウイルスからの経済・景気回復が進んだが、経済活動の制限はサプライチェーンによる供給不足を招いた。更にロシアによるウクライナ侵攻でエネルギーや小麦などの食物も不足して世界的なインフレを招いた。景気過熱、消費を抑えるために、欧米諸国は異例なペースで金利上昇を実施したことで、企業の借り入れコストが上昇し、企業成績低迷の懸念から株価が大きく下落した。
2011年:関東大震災による東京電力の下落
原因:天災
下落率:約-95%
最高値更新までの期間:最高値更新できず
関東大震災に起因した福島第一原子力発電所の炉心溶融や建屋爆発事故などが連続して発生し、東京電力の株価は大きく下落しました。
2024年:あおぞら銀行
原因:決算ミス
下落率:約-39%
最高値更新までの期間:最高値更新できず
主に米国オフィス不動産市場事業の不振が影響し、下方修正および配当を無配が嫌気され、大きく下落した。
このような下落はいつ起きるのか全く予想することができません。
では、このような下落に対して投資家はどのようなスタンスで臨んでいけば良いでしょうか。
暴落しても慌てない
暴落してもまずはいったん冷静になって考えます。
- 自分は何のために投資をしたのか。
- ニュースを見て長引きそうか?すぐに終わるものか?
投資目的は十人十色で人によって異なります。
基本的には投資目的の時間軸で今後の行動を決めれば良いでしょう。
中・長期投資の場合
中長期の場合は暴落しても取る行動は変わりません。
そのままホールドしましょう!
投資期間は、1年~10年以上と年単位で保有をし続けるつもりで投資しています。
中長期的にはコロナショックやリーマンショックのような急落に遭遇ことはほぼほぼ必須なので、むしろ暴落こそ安く買えるチャンスと考えても良いでしょう。
私もコロナショックで一時マイナスになりましたが、行動はショック前と変わっていませんでした。
短期的に起きた暴落で売ることを考えているのであれば、目的が揺らいでいますから、その場合は一回売ってから考え直しても良いと思います。
積立投資をしているなら辞めることなく淡々と続けてください。
短期投資の場合
短期投資の場合は損切りした方が良いでしょう。
投資期間は概ね1日〜1ヶ月です。
短期投資の手法は主に小さな値幅を大きなポジション量で勝負していますから、急落すると損失が大きくなります。
放っておくと取り返しのつかないことになりかねませんから、次の投資に備えて損切りしましょう。
投資では「勝つことより負けないこと」がとても大切です。
負けが大きくなるほど取り返すことが大変になります。
下落率 | 取戻率 |
---|---|
10% | 11% |
20% | 25% |
30% | 43% |
40% | 67% |
50% | 100% |
元本から10%損を出したら、元本に戻すには11%の投資成績を出せばよいですが、50%損失を出したら、元本まで戻すには100%(2倍)の成績を出さなければなりません。
ダメだと思ったら「反発したところで売ろう」とか思わず、傷口が広がる前に損切りをしましょう。
暴落は買い場か?
暴落は、基本買いで良いと思っています。
今まで何度の暴落も時間をかけて最高値を更新してきました。
経済が正常に戻れば、取り戻すように株価は上昇していきます。
急落が来たからといってすぐに飛びつくのではなく、時間をかけて少しずつ買っていく手法が一番無難です。
底値で全力投資したいのは誰でも気持ちは同じですが、狙ってできるものではありません。
初心者こそ、積立投資をするのが一番儲かる手法です。
繰り返しですが、コロナショックで一時マイナスになりましたが、売らずに積立して今の資産があります。
いつの日か戻ると信じて買い続けたものだけが、勝つことができると思っています。
まとめ
暴落時の対応について解説してきました。
基本的には投資の時間軸で判断すれば良いと思います。
- 中長期ならホールド
- 短期ならすぐ損切り
マイナスになったからといってすぐに売却はいけません
暴落が来たら、まずは慌てずに冷静になってから考えてみましょう。