こんにちは!こんばんは!みみかきです。
さて、今回のテーマは「なぜ投資をしたほうが良いのか?」です。
新NISAが始まるなど、投資に対する報道が多くなり、だいぶ浸透しつつありますね。
しかし、おそらく多くの人はこの報道等に対して
投資をしたほうが良い。
というイメージだけが先行し、なんとなく始めている方が多いように感じています。
とりあえず、始めるのは大いに賛成です。
後戻りできないようなリスクある行動でなければ、まず行動してみて、学ぶのは後でも良いと思っています。
横道にそれましたが、なんとなく始めるイメージを変えられればと思います。
投資をしたほうが良い理由
まず、なぜ投資をした方がいいのか?それは…
自分に必要なお金は
自分で何とかする
正直コレに尽きると思っています。
昔からある典型的なライフプランを作ってみました。
1~2までは至って問題ないと思います。
3はライフプランとして、考えなければなりませんが、今回は置いておきます。
4が特に重要で「蓄えと年金」は、時間が必要なので2~3の間に準備しておかないと間に合いません。
4は「年金があるから老後も安心」と思っていると、生活が厳しい、できなくなるかもしれません。
なので、次項で4について少し深堀してみましょう。
次項以降では、こんなことを話します。
- 少しずつインフレになる。
- 給料はほとんど上がっていない。
- 銀行預金ではお金は増えない。
- 銀行預金も実は投資。
- 年金は期待できない。
それでは、よろしくお願いします。
こちらの記事も参考にしてみてください。
日本はインフレし始めている
最初は、インフレについてです。
そもそもインフレとは、インフレーションの略で「モノの価値が上がる」ことです。
逆の言葉としてデフレとは、デフレーションの略で「モノの価値が下がる」ことを意味します。
近年食品、日用品などモノの値段が上昇してきていますよね。
インフレの指標となる消費者物価指数というものがあります。
出典:世界経済のネタ帳
2022年:2.50%、2023年:3.21%と上昇してきています。
例えば、マクドナルドのハンバーガーの値段は、80円で買えた時代がありました。
2003年だそうです。私はその時高校生でみんなでハンバーガーだけ10個買っておかな一杯にしていた記憶があります(笑)
ハンバーガーを基準に考えると、2003年の80円と2023年の170円は同じ価値なんです。
つまり、過去と現在では同じ80円でも、買える物が買えなくなってしまったので、現金の価値は下がってしまったことになります。
日銀はインフレ率2%を目標としているので、これからもインフレになることが予想され、物価が少しずつ上がっていくのため、現金の価値は下がってしまいます。
給料は増えていない
次はお給料についてです。
みなさん、給料は増えていますか?
国が調査した平均給与を見てみると、約20年間ほぼ増えていないことがわかります。
参考:国税庁 民間給与実態統計調査
2022年と19年前の2003年を比較すると、14万円しか上がっておらず、上昇率はたったの約3%です。
2021年と比較すれば、ほぼ横ばい。
直近では物価上昇に合わせて、給与も上昇していますが、果たしてこのまま追い続けることができるのかは疑問です。
日本企業は従業員をかんたんに解雇することができないため、人員を減らせず、賃金上昇はコスト増になり経営を圧迫します。
業績が悪くなった場合に備える必要もあり、人件費コスト増は企業側にとってデメリットです。
増えていかない給料だけで、生活していくには将来が不安です。
お金を銀行に預けても増えない
次は銀行預金についてです。
投資をしていなければ、ほとんどの人は、銀行にお金を少なからず預けていると思います。
銀行にお金を預けていると利子が貰えます。
利子の金額を決めているのが、金利です。
日本の銀行金利は、ほぼほぼ0です。
年0.0010%
この金利で1億円を1年間預けても、たったの1,000円しか貰えません。
つまり、銀行にお金を預けているだけでは、増えていかないのが現状なんです…
銀行預金は悪くありませんが、増やしたいと思うなら、選択肢には入りません。
銀行預金も投資と同じ
続いても、銀行預金の話です。
実は銀行預金は、日本円に投資しているのと同じでリスクがあるんです。
銀行ならお金減らないのでは?
確かにお金は減らないけど、実質的に減る場合があるんです。
減ってしまうリスクは円安です。
円安とは、日本円の価値が下がること。
円高とは、日本円の価値が高くなること。
繰り返しますが、円安が進むと世界から見て、円の価値が下がってしまったことを意味しています。
また、円安は輸入時の品物価格高騰に繋がり、商品価格にも影響します。
まず、円安について説明します。
世界の国で使われている通貨である「ドル」「ユーロ」「ポンド」「円」などは、市場で取引されており、通貨価値が常に動いています。
よくニュースで目にする。
ドル/円=〇〇円
これはアメリカの1ドルが日本円でいくらなのかを示しています。
例えば、2022年頃から円安が進んだことで、ドル/円=150円になりました。
円の価値が下がるということは、いろんな商品価格にも影響が出てきます。
それは輸入品です。
日本は世界から小麦や大豆、肉など多くの食品を輸入に頼っています。
例えば、小麦1kg=1ドルで日本に輸入したとします。
これが円安になると、円換算した時に値段が変化します。
「1ドル=100円」→「1ドル=150円」
以前は小麦1kgを100円で買えていましたが、150円に値上げされてしまいました。
輸入品の値段はインフレだけでなく、通貨価値の影響もあるんです。
逆に輸出品は円安になると、恩恵を受けます。
日本円だけ持っているというのは、数字上では減らないけど実質価値は下がってしまうリスクもあるのです。
年金も期待できない
さて、話は変わって老後に貰える年金です。
将来の年金は、次のようになると推測されています。
- 年金受給額の減少
- 支給開始年齢が上がる
毎月税金を納めているのに何故このようになってしまうのでしょうか。
そもそも、年金はどのくらい貰えるか把握していますか?
「ねんきん定期便」
毎年1回、誕生日の月にハガキで届きます。
このハガキに年金額をどのくらい貰えるか確認することができます。
あくまでも現時点の年金額なので、加入状況で変わります。
さて、今後の年金はどうなるでしょう。
そもそも、年金が貰える仕組みを知っていますか?
現役世代が支払った年金を受給者が受け取る仕組みになっています。
少子高齢化や人口減少が進む昨今では、年金を支払う人が少なくなり、年金を受取る人が多い状況が問題になっています。
現在、受給者1人を現役世代2人で支えている状況です。
将来は現状が続けば、2065年には受給者1人を現役世代1.3人で支えることが推測されています。
現役世代が減ってしまうので、今後の年金としては、冒頭で言ったことに理由を付け加えるとこんな感じになります。
年金の今後 | 理由 |
---|---|
年金受給額の減少 | 現役世代の負担増になるため、年金額が下がる。 |
支給開始年齢が上がる | 定年を延ばし、現役世代の人口を増やす。 |
年金を納めているのに、老後も安心できないなんて…
まとめ
自分のお金は自分で何とかしなければならない理由がわかりましたか。
- 物の値段は高くなっている。
- 給料はずっと変わらない
- 銀行に預けているだけでは、お金は増えていかない。
- 銀行に預けているだけだと、日本円に投資していると同じ。
- 預金だけだと、為替リスクの影響を大きく受けてしまう。
- 年金はあまり期待できない。
他に頼ってはいけません。自分を信じて行動していきましょう。
投資などお金を増やす行動の検討をしてみてください。