こんにちは!こんばんは!みみかきです。
今回のテーマは「新NISAで高配当株に適しているか?」です。
新NISA口座の利益、配当は非課税になることから、高配当投資をやろうと考えている人もいるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください!
本当に新NISAは高配当投資に適していますでしょうか。
私は少し疑問に思っています。
今から新NISAで高配当投資をしようと思っている方、始めたばかりの方は立ち止まってみてください。
新NISAで高配当投資は本当に適しているかを解説していきたいと思います。
新NISAで高配当投資をする条件は?
まず結論から言うと、新NISAで高配当投資をしてもいい人それは…
配当金を生活費など使う予定がある人
もし今「資産形成中」なのであれば配当がない銘柄への投資がよいでしょう。
配当金を再投資すれば、複利効果があるからいいのでは?と思うかもしれませんが、新NISAの非課税枠は1,800万円の上限がありますから、配当金の再投資で非課税枠を埋めてしまいます。
その結果、投資枠の上限に達してしまえば、再投資できなくなってしまいますから、複利運用もできなくなってしまいます。
しかし、配当金がなく株価に反映される銘柄であれば、投資枠の上限に達しても、配当は再投資し続けてくれます。
今ではなく、将来配当金がほしいのであれば、資産形成終了後に配当金を出す銘柄にスイッチングすればいいだけです。
スイッチングとは、保有中の金融商品を別の金融商品に買い直すことです。
いったん利益を確定することにはなりますが、新NISAの投資枠は翌年に再利用できる(投資枠が復活する)ため、非課税で配当金を受け取ることができます。
おすすめ高配当銘柄
そこでおすすめする高配当銘柄はこちらです。
Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)
S&P500配当貴族指数に連動し、配当が価格に反映された投資信託です。
S&P500配当貴族指数については、こちらの記事で紹介しているETFと投資先は同じで、主な違いは「配当込の価格」です。
配当込の価格なので、分配金を出しません。
つまり、新NISAの非課税枠の上限に達しても、配当を再投資してくれるため、長期の資産形成にはぴったりの投資信託になっています。
下図は目論見書にあるパフォーマンス推移で、長期的にはS&P500指数を上回る結果が出ています。
信託報酬は「0.1155%」は非常に安いです。
将来配当金で生活したい、足しにしたいのであれば、本投資信託で資産形成した後に、グローバルX S&P500配当貴族ETFにスイッチングすればいいと思います。
まとめ
新NISAで高配当投資の有効性を解説しました。
- 今、配当金を使いたいなら高配当投資をしてもOK
- 資産形成中なら配当を出さずに株価上昇に期待できる銘柄の方が成長スピードに差が出る。
- 配当が欲しければ、資産形成後にスイッチングする。
私も配当金がほしくて、高配当投資を始めていますが、この記事を書いていて少し考え方を変えようかなと思っています。