こんにちは!こんばんは!みみかきです。
今回はグローバルX社のS&P500配当貴族ETF(以下、配当貴族ETF)について解説したいと思います。
私も買い進めており、将来的に安定した配当を受け取り続けたい方に特におすすめのETFです。
配当貴族とは、増配なし、減配することなく毎年増配を続けた銘柄だけに贈られる特別な称号です。
配当貴族ETFはこんな人におすすめです。
- 減配リスクを避けたい
- 将来、配当生活がしたい
- 株価下落リスクを抑えたい
- 東証で米国株を取引したい
これから詳しく解説していきます。
配当貴族ETFの概要
このETFはS&P500配当貴族指数に連動するように設計されています。
S&P500配当貴族指数とは、S&P500構成銘柄の中で25年以上連続して増配し続けている銘柄だけで構成されています。
そのため、減配リスクがとても低いのが特徴です。
このETFには為替ヘッジなし(2236)、為替ヘッジあり(2095)の2つあります。
為替ヘッジとは、為替下落リスクを回避する施策のことです。
米国株の場合は取引通貨が米ドルなので、米ドル円を売って、米ドル円が下落した時に、為替変動による評価損失を軽減しています。
逆に米ドル円が上昇した時にはヘッジなしだと、評価益になりますが、ヘッジありだと恩恵を受けることができません。
【概要】
2236 | 2095 | |
---|---|---|
株価 | 1,208円 | 1,103円 |
純資産総額 | 43.61億円 | 3.30億円 |
配当利回り | 1.57% | -※ |
売買単位 | 1株 | |
信託報酬 | 0.3025% | |
配当金支払月 | 1,3,5,7,9,11月 | |
為替ヘッジ | なし | あり |
※運用開始1年未満のため
最低購入単位1,000円程度なので、とても買いやすい銘柄です。
配当支払回数が年6回も実施されているのも嬉しい点です。通常は2回、多くて4回がほとんどです。
信託報酬はS&P500の投資信託とに比べると高いですが、決して高くなく、安い部類に入ります。
配当利回りは1.5%前後と低めですが、毎年増配する銘柄の集まりですから、長期運用が前提ですが、平均取得単価に対しては配当利回りが高くなります。
時間をかけて配当額を増やしていきましょう!
日本株の配当銘柄をお探し方はこちらもおすすめです。
配当貴族ETFの構成銘柄
配当貴族銘柄数はS&P500の500銘柄の内、64銘柄と厳選されています。
上位5銘柄を見てみると、S&P500指数とはだいぶ毛並みが異なります。
S&P500配当貴族指数 | S&P500指数 |
---|---|
ターゲット(TGT) | マイクロソフト(MSFT) |
キャタピラー(CAT) | アップル(AAPL) |
ロウズ(LOW) | エヌビディア(NVDA) |
ペンテア(PNR) | アマゾン(AMZN) |
エマソン・エレクトリック(EMR) | アルファベット(GOOGL) |
連続増配の年数を銘柄ごとに見てみると、60年以上も続いている銘柄がゴロゴロ。日本では花王の34年なので、米国の株主還元意識の高さがわかります。
セクター構成は生活必需品がトップで、ディフェンシブセクターのヘルスケア、公益事業を合わせると約40%を占めるため、だいぶ硬めの構成です。
S&P500の構成割合のトップは情報技術で、生活必需品は6%しか組み込まれていませんので、リスクは高めです。
その証拠として下落耐性に強いデータがあります。
配当貴族ETFのパフォーマンス
2014年3月31日を100として、S&P500配当貴族とS&P500を比較してみました。
配当貴族指数は、S&P500指数とほぼ同じような成長を続けて、約10年で約2倍にまで成長しており、配当だけでなく株価成長にも期待できます。
配当貴族ETFの買い時は?
配当貴族ETFはいつ買えばいいのでしょうか。
積立投資を続け、下落した時に少しずつ買い増すことです。
ドルコスト平均法でタイミングを問わずに積立するのはもちろんですが、直近の高値から10%、20%と下げたら株数が多く買えて、配当を増やすことができますから、積極的に買い向かっていいと思います。
まとめ
配当貴族ETFについて解説しました。
- 1株1,000円台と買いやすい。
- 減配リスクが非常に少ない。
- 増配するので、株数を増やせば長期的に大きな配当になる。
- 下落したら勇気を出して買う!
時間こそかかりますが、夢の配当生活が待っていますよ。