こんにちは!こんばんは!みみかきです。
今回のテーマは「投資信託の信託報酬が資産に与える影響」です。
いきなりですが、信託報酬を甘く見ると損しますよ!
小銭を軽視したことわざに「一銭を笑うものは一銭に泣く」とありますが、まさに信託報酬がそれに当てはまると思います。
高い信託報酬は資産形成の弊害です。
信託報酬が高い投資信託は、ほとんどがアクティブファンドです。
アクティブファンドはインデックスより高い成績を目指す投資信託で、ファンドマネージャーと言われる投資のプロが銘柄を選定します。
投資のプロが銘柄選定するんだから、成績がいい!
とは、限りません!
すなわち、信託報酬が高いからと言って、運用成績が良いというのは間違いなんです。
信託報酬が資産に与える影響を解説します。
信託報酬が資産に与える影響は?
そもそも信託報酬とは、投資信託の管理や運用に関わる費用のことです。
保有する資産額に対して発生します。
早速ですが、信託報酬が資産に与える影響をシミュレーションしました。
すると、驚きの結果になりました。
運用期間 | 30年 |
積立額 | 毎月3万円 |
年間利回り | 5.0% |
信託報酬 | 0.1%、0.5%、1.0%、2.0% |
(参考)
信託報酬% | 支払総額 | 差額 |
---|---|---|
0.1% | ¥296,978 | - |
0.5% | ¥1,484,889 | ¥-1,187,911 |
1.0% | ¥2,969,778 | ¥-2,672,800 |
2.0% | ¥5,939,556 | ¥-5,642,578 |
2%だと、30年で約600万円も支払いが発生します。
運用利回り5%で利益が1,500万円出ているので、そのくらい支払って、考えればわかりますね。
0.5%でさえ、約150万円も支払いが発生しますから、30年で国内旅行や海外旅行で何度か行くことができます。
つまり、わざわざ信託報酬の高い投資信託を選ぶ必要がないのが結論です。
だって、高い信託報酬の投資信託買ったって、信託報酬が安い投資信託より成績が良くなる保障なんてないわけですから。
それより、安いインデックス型のほうが、過去の実績も出ていますし、より信頼度が高いです。
信託報酬の確認方法
楽天証券では以下の方法で確認できますが、信託報酬は下記案内ページに書いてある通り、現金で支払う訳ではありません。
年率を日割りされて資産の中から引かれています。
▼楽天証券 投資信託の管理費用を照会方法
参考までにどんな画面なのか載せておきます。
評価額が日々コストだけ引かれています。
隠れコストがある
隠れコストは、運用報告書で確認できます。
実は信託報酬以外に管理手数料など、さまざまなコストがかかっています。
運用報告書の最後の方に書いてあります。
第1回目の隠れコストは高くなりやすいので、1回目だけで判断せずに2回目以降もチェックするようにしてください。
それでも隠れコストがあまりにも高い場合は、乗り換えるなど検討した方が良いでしょう。
まとめ
投資信託の信託報酬について解説しました。
- 信託報酬が高いものを選ばない。
- コストは日々資産額から引かれている。
- 隠れコストに要注意!
コストが安くて良い投資信託はたくさんありますので、注目して探してみてください。